広島ジビエレザー — 物語が息づく、心を惹きつける出会いの革

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〜広島ジビエレザー — 物語が息づく、心を惹きつける“出会いの革” 〜

はじまりは広島の森から

近年全国的に増加傾向にある農作物への鳥獣被害。東広島市でも深刻な問題となっています。
国内では年間100万頭以上、東広島市で5000頭前後の野生動物が捕獲されおり、想像を超える数の野生動物が農作物や里山などを荒らすという理由で駆除されています。
最近では街中でも野生動物が進出し被害が出ている地域も多くなっています。原因はいろいろといわれています。
鹿を捕食する狼などの動物がいなくなった。地球温暖化で越冬しやすくなった。ハンターが減った。農作物を捕食するようになり栄養豊富で繁殖力が上がったなど様々な要因で鹿や猪などの野生動物は増え続けてしまいました。
もともと鹿は繁殖力がすごいんです。明治時代には一時狩猟しすぎて絶滅の恐れがありました。その後保護されるようになり2007年までその保護は続きました。鹿は約20年の寿命があります。メスは2年目より子供を毎年1頭生みます。1頭のメスが一生で18頭ぐらい子供を産みます。その半分の9頭が雌とするとそれぞれが2年目から1頭ずつ生むのです。すごい繁殖力です。
現在特に里山地域の農作物への被害は深刻です。かつての里山の景色は鉄柵や電気柵が張り巡らされた景色となり、それでも多数の被害が出ています。
増えすぎた動物たちは食料を求めその生息地を広げ今では市街地でも見るようになりました。

狩猟することには様々な意見があるかと思います。しかし現状として生息数をコントロールするため狩猟されているのです。
人の都合で命をいただいているのですから、すべてを活かすことが人としての責務だと、私たちは考えます。山から頂いた命に感謝し有効利用することが今後の課題です。


手作業で作られる革製品

森をまもり未来へつなぐ


生息数が増え続けているニホンジカ


わなを仕掛ける様子

農業への被害を削減するために東広島市内で狩猟された鹿の革を使用しています。

東広島市内でも15000頭の鹿がいるといわれています。
農作物を餌とするため栄養豊富な鹿が多くその鹿が毎年7000頭前後の子供を産む計算になります。
寿命もありますが狼などに捕食されることがない鹿は5000頭捕獲しても1000頭~2000頭ぐらいは増え続けてしまうのです。
何もしないでいると益々被害が深刻になります。

最適な生息数に近づけるため狩猟しその後有効利用することが人としての責務となっています。
東広島市では鹿や、猪を罠で捕獲し、精肉します。(駆除の際は銃を使用することもあります)豊栄町にあるセンターに持ち帰り精肉。肉はジビエ肉として流通いたします。

肉として処理する過程で出る皮。
その皮を有効利用しようという思いから始まった広島ジビエレザープロジェクトです。

ー皮から革へー物語が刻まれる

捕獲した野生動物の一部は精肉されジビエ肉として流通しています。ただその利用される割合も全捕獲数の5%ほど。食肉以外の皮や、角などはもっと少ない使用率です。
野生の動物を捕獲するのはもちろん利用するにも非常に手間と経費と時間がかかります。厩舎で飼育されている牛や、豚などと違い一度にたくさんの狩猟はできません。野生の動物相手ですので都合よく狩猟できるわけでもありません。
また、野生動物の皮の加工には、牛革や豚革以上の手間と時間がかかります。
同じように育てられた家畜と違い、野生動物はそれぞれが育った環境が違うためです。
狩猟した鹿から皮を剥ぎます。この時傷や穴をあけないよう丁寧に処理していただきます。 それを冷凍保存し、革の加工業者に渡します。毛を除去したりする下処理をし植物のタンニンを使用し鞣しをしていきます。 狩猟、解体処理するジビエセンターと革の加工業者がそれぞれ試行錯誤を重ね、やっと出来上がったジビエ革。
それを〈広島ジビエレザー〉と名付けました。
皮が革になった瞬間です。

信頼の証 ― すべて「産地明確な革」だけを使用

最初は広島の鹿や猪の革を使っていましたが、今では兵庫・千葉・奈良・北海道など、各地の“ご当地ジビエ”にも広がっています。 日本各地の猟師さん、処理場スタッフ、鞣し職人たちが力を合わせて、“土地の物語”を革に託す特別なプロジェクトとなりつつあります。 私たちが扱うジビエレザーは、すべて捕獲地・加工地が明確なものだけ。 「どこで、誰の手で、どのように」生まれた革かを大切にしています。 それぞれの革には、「人と自然が丁寧につないだ物語」が刻まれています。


鎌倉時代から革の生産が盛んな兵庫県

タンナーでは昔ながらの方法で鞣されます

表情豊かな革を作ります

命から作品へ!そして未来への架け橋

当工房ではいろいろなストーリーが詰め込まれたこの〈広島ジビエレザー〉を使い、スタイリッシュでシンプルな革製品を、作り上げております。
1枚1枚の革の性質を見て、触って、感じて。
どんな作品にするのがよいか、どのパーツに向いているかなど見極め、丹念に一つひとつ手作業で作り上げています。
ジビエの革は質感も表情も異なる、個性がとても強い革。通常の何倍もの手間がかかります。
大量生産はできません。頂いた命に感謝しながら製品づくりに取り組んでいます。


生きていた時の傷も

表情豊かな鹿革

それぞれの個体差も

職人の手仕事が吹き込む、命の記憶と温もり

革の個性は千差万別。 色、厚み、質感、動物の傷跡――どれもがその命の記憶です。
職人はそれを「見て、触れて、感じて」、一枚ずつ丁寧に向き合います。

裁断はミリ単位で行い、部位ごとに最適なパーツの配置を選定。
それぞれの革にとって最も美しい形に仕立てられるよう、無駄のない裁断とバランスにこだわります。

裁断が終わったパーツはそれぞれ下処理をしていきます。
下処理が終わると一つ一つ丁寧に手作業にて張り合わせ縫製して組み立てていきます。
縫製には、革用の特殊ミシンと太く丈夫な糸を使用。
柔らかく伸びやすい鹿革をまっすぐ美しく縫い上げるには高い技術が必要です。
縫い目一つひとつにも職人の想いと美意識が込められています。 量産では決して出せない、“革が語る声”に耳を澄ませながら進む製作工程。 だからこそ生まれる、あなただけの一品。 その革が、誰かのもとに届いた瞬間から、また新たな物語が始まります。

使うほどに育つ世界にひとつだけの革製品

広島ジビエレザーのあかしを刻印!
安芸の広島の紅葉と鹿、そして笑顔のおじさんがモチーフとなっています。
みんなが笑顔で過ごせる社会になればという願いを込めてデザインいたしました。
お財布にはシリアルナンバーもつきます。2020年4月より本格的に作成を始めた001番よりついています!

森で生きていた鹿たちの革は、同じものは二つとありません。
傷、シワ、毛穴の跡――すべてが個性であり、証です。

そんな革が、あなたの手で使われることで表情を変え、育っていく。
「今日はちょっと艶が増したかも」
「このシワ、旅先の思い出だな」
— そんなふうに日々の中に「小さな発見とワクワク」が重なる体験*をお届けします。

環境と共に生きる、新しい価値観をあなたの手に

広島ジビエレザーの革製品はシンプルでどなたでも気軽に使っていただけるデザインと、使いやすいデザインにこだわっています。
普段使いできるスタイリッシュな革製品をコンセプトに革の質感を最大限引き出せるよう製作しています。

ですが、それが大自然からの贈り物であり、明るい未来の農業のお手伝いであり、人が作った不自然な自然への責任でもあり、いろいろな思いが込められている物語のある革製品なのです。

色々な思いや物語が詰まった革製品ですが肩ひじ張らないで使ってほしい思いがあります。

広島ジビエレザーのプロジェクトは東広島SDGs未来都市パートナーとして登録しています。「SDGsへの取り組みについて」

あなたの物語を見つけてください

広島ジビエレザー — 物語が息づく、心を惹きつける出会いの革

↑その出会いは想像以上にワクワクするはずです↑
あなたの毎日に森からの贈り物を。