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アクセサリーに使用されているタングステン合金のタングステンとは 2005年よりタングステンリングを販売し始めてから 現在までに調べた内容です。 掲載は2007年より行っています。小さな店の販売員ですので 化学に関して素人です。仕入れ先や本等で調べた内容です。 |
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タングステン (Tungsten)は、金属元素
元素記号は 「W」です。 原子番号は74。 原子量は183.84。 融点は3400℃ほど 沸点は5000℃を越える。 比重は、19.3。 |
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アクセサリーへ使用されるのはタングステンを85.7%含んだ合金となります データは上記のものではありません。下記「アクセサリーへの可能性」参照 特徴:熱に強い・とても硬い・とても重たい 灰白色の非常に硬く重い金属で、クロム族元素に属する。 化学的に安定で、その結晶は体心立方構造(BCC)を持つ。 タングステンとは、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー語で 重い石という意味がある。その名の通り重さは金に匹敵します アクセサリーに使用しているものは金の比重より軽いものとなります 先日タングステンの板に金を貼り付け純金と偽り換金したという事件がありました それほど金と同じぐらいの比重があるということです タングステンは世界の80%以上を中国で産出しています。 当店のタングステンアクセサリーは、この中国で産出された良質のタングステンを 中国でも一番信頼のおける工場に依頼して製造していただいております。 品質管理面や、製造技術は最高の工場です。 タングステンは希少金属にあたり、国際的にも重要な金属となります そのため、製造方法などを公開されていない場合が多く 資料となるものが少ないのが現状です。こちらに記載していることも、わかる範囲で記載しています。 日本でも山口県などで産出されていたようですが、今はほとんどが廃坑となっています。 山口県岩国市のタングステン鉱山の跡地を利用したテーマパーク ![]() 坑道の跡を探検できる面白いテーマパークです こちらは小学生の子どもさんがおられる方にはお奨めですよ♪当店に飾ってある、タングステンの原石もこちらで購入したものです 原石を見たい方は店頭でお気軽にスタッフまでお声がけください ![]() 鉱石の写真はこちら⇒ブログへ |
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タングステンの用途 | |||
タングステンは非常に高い電気抵抗があるため、身近なものでは電球のフィラメントに使用されています 比重が高くとても硬い金属のため、砲弾や、散弾銃の玉などにも使用されています。 最近では、有害な鉛の代用品として、釣りのおもりなどにも利用されています。 炭化タングステンは私が調べた限り、危険性の少ない物質となっておりました (ただ、製造時に出る粉塵は目に刺激を伴い発がん性の可能性があるようでした 専門の業者でないと製造などは出来ないようです) 金属として製品になっている時点では毒性や危険性などはないようですが、口に入れたり飲み込んだりしないでくださいね。 以前はタングステン合金を作る時に加える金属が、発がん性があるものを使用されていたようですが現在は主にニッケルを使用するため発がん性はないとのことでした。 また放射線を防いだりするのにもタングステンのシートを使うようです。 身近な電化製品や、包丁などの料理器具など多彩なものにタングステンは使用されていることから、毒性はないようです。 一般的には、工業用の工具や、切断器具 高度な電気器具の中、時計の部品などに使用されていることが多いようです。 環境にやさしい金属ということもあり最近ではいろいろなものに使用されているようです また、レアメタルであるためリサイクル率が高い金属でもあります |
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アクセサリーへの可能性
タングステンはダイヤモンドに次ぐ硬さを持つ金属です。 その重量感と、とても硬い性質、そして、その独特の奥深い輝きのため、最近ではアクセサリーの素材として注目されています。 製造はほとんどが中国で行われています (当店のものは中国でも最大級の工場に依頼して製造しています) プラチナやシルバーとは違う独特の存在感を放ちます。 ダイヤモンドなどに次ぐ硬さを持つタングステンは、日常生活ではほとんど傷が付くことのない半永久的に輝き続ける金属です 注意・・まったく傷が付かないわけではありません。 また、汚れなどでくすんでくる場合もあります(下記参照) その硬さゆえ、製造にはとても手間と労力、技術が必要です。 他の金属のような加工法では成型できません。 当ブランドのタングステンアクセサリーは、高純度(約85%)のタングステン化合物を使用し (国際規格の炭化タングステンを使用しています) タングステン100%では、アクセサリーへの加工が出来ないため85.7%にして製造します。 加工が出来るようにニッケル、チタンなどを加えてあります。 こうすることにより、割れやすいと言う欠点もカバーしています(まったく割れないと言うわけではありませんのでご注意下さい) こうした合金を使用し一つずつ手作業による削り出し、丁寧に磨きをかけたアクセサリーです。 やわらかくしてあるとはいえ鉄のヤスリなどでは傷がつかないほど硬いため1点の製造には約1ヶ月かかってしまいます。 下の画像はタングステンリングの原型です ここからは一つ一つ職人が手作業で削りだし磨きをかけます ![]() 大きな画像はブログでご覧ください⇒ブログへ 手作業での磨きをかけるため、一つ一つのリングにはどうしても誤差が生じます 当店のアクセサリーも出来るだけその誤差を少なくするよう熟練の職人に製造していただいておりますが多少の誤差が生じることはご了承下さい。 また、製造上に出来る小さな磨き傷が見える場合があります。 出来るだけこの傷も見えなくなるぐらい磨きをかけております ヨーロッパや、アメリカではすでにブームとなっているタングステンアクセサリー、日本でもこれから人気が出ることは間違いないでしょう 当店では現在リング(指輪)を中心に展開しています。 ブレスレット、ペンダント、ピアスなどご要望も多いのですが タングステン自体が硬く、加工がしにくいため、また割れてしまうと言う欠点がありなかなかいいデザインのものが出来ません もっと技術が進歩すれば、いろいろなデザインが増えてくると思います |
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傷が付かないって本当? | |||
上記のようにタングステンは非常に硬い金属です。 鉄製のヤスリなどで擦っても目に見える傷が付きません。 通常使用している程度で傷が付くことはほとんどありませんが当店のタングステンアクセサリーは加工がしやすくするため、他の金属との化合物(国際基準の化合割合です)を使用しています(タングステンカーバイト:炭化タングステン857) 100%に近いタングステンでは細かいアクセサリーへの加工が非常に難しくデザインが出来ないためです 加工が出来るということは何かほかの物質で削れるということです もちろん地球上で一番固いといわれるダイヤモンドでも削って加工できますのでタングステン合金も加工ができます。 アクセサリーの加工工程ではダイヤモンドのヤスリやレーザーなどを使って行っております 通常の日常生活ではほとんど傷が付くことがありませんが、非常に硬いものと擦り合わせてしまうと傷が付くこともあります。 あくまでもアクセサリーですのでアクセサリーとして使用していただきますようお願いいたします |
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今まで試したものの中には、鉄製のヤスリ、コンクリートブロック、台所用研磨剤、ガラスなどでは傷が付きませんでしたが包丁を研いだりするときに使う器具(砥石)、紙やすり、ネイルアート用のヤスリでは傷が付きました。 タングステンの硬さに近い素材のものと擦り合わせても傷が付く場合もあるようです また、ハンマーでたたくと、割れてしまいます。(ちなみにダイヤモンドも砕けることもあります) 硬すぎる金属のため、曲がらず割れてしまうのです 硬いものでたたいたり、硬いものに投げつけたりしないで下さい また、400度以上になると酸化が始まります。 火であぶったりすると変色してきます 通常は何も起こりませんが、高温にすると破断するなど危険が伴いますので、絶対に火であぶったりしないで下さい |
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普段のメンテナンスは? シルバーアクセサリーは専用の液や布でメンテナンスをしないとすぐに変色し黒っぽくなってしまいます タングステンは非常に安定した金属ですので、変色やさびなどは起こしにくい金属です。 通常の使用方法では特別なメンテナンスはほとんど必要ありません。ただ何もしないで汚れたままほって置いたりするとだんだんときたなくなります 50年後も何もしなくても輝いていると記載しているところもありますがそれはうそです。ステンレスは汚れない金属として有名ですがタングステンは他の金属と同様に汚れます 汗や、あぶら、ほこりなどをほっておくと、表面に付着しそれが水垢のようになり取れなくなることがあります 着用後には軽く水洗い(中性洗剤を使うとよりいいです)をお奨めします。 結構ごしごしこすっても傷はほとんどつきませんのでしっかり汚れを取ってください 汚れが残ったままになるとそこから輝きがなくなりだんだんとくすんだ感じになります。 汚れがこびりついてします感じです。自動車も洗わないと水垢が付いて取れなくなりますよね! 車の場合はコンパウンドで磨き表面を削り取ることできれいになりますがタングステンは削り取れないのでなかなか取れなくなります 汚れがひどくなったときには家庭用中性洗剤で洗ってください。ハイターなどの漂白剤(原液では使用しないでください)や、家庭用の研磨剤(クレンザー)などで洗っても大丈夫ですが洗ったあとはしっかりと水で洗剤等をしっかり洗い流してください。 洗剤が付着したままになると取れなくなります それでも取れにくいときには、消毒用のアルコールが結構きれいに取れオススメです 乾いた布にアルコールをつけてごしごしこすってみてください。 また、シルバー磨き液などで磨いたりすると輝きがなくなる場合もあります通常は中性洗剤などで洗うようにしてください。 使用には注意を払って、通常の使用をお願いします硬い金属だからといって乱暴にあつかったり、通常アクセサリーにしないようなことを行ったりするととても危険です タングステンの指輪が抜けなくなったときにはリングカッターでは切ることが出来ません。 絶対に少しユルメを着けるようにしてください 抜けなくなった時にはハンドクリームやオイル、石鹸などを付けて滑りやすくして手をマッサージしてむくみをなくし抜いてみてください。 糸を指輪に通して第一関節までぐるぐると糸を巻き指を細くして抜く方法などいくつか方法がございますがいろいろやっても最悪抜けなくなったりしたときにはハンマーで叩き割ってください。 硬いところに抜けなくなったリングをしっかりと設置させてハンマーで様子を見ながらたたいてください。 手を怪我する恐れもあるので慎重に少しずつコツコツとたたいてください ある程度のショックを与えるとパキッと割れます。何度も同じところをたたくと割れやすいようです。 以上は私が独自に調べたものを記載しております内容が間違っていないよう細心の注意を払って記載しておりますが もし間違いなどありましたらご指摘いただければうれしいです SINCE 2007 |